自分で撮影した歌手や俳優の写真を自己のホームページで公開する場合、著作権の問題はありますか。
被写体である歌手や俳優は人間であり著作物ではありませんので、著作権の問題はありません。しかし、芸能人の肖像については、それ自体経済的価値のあるものですから、利用の方法によっては肖像権の問題が生じる可能性があります。なお、写真が撮影会等で撮られたものであり、撮影に当たって主催者側と転載の禁止等の契約がある場合は、契約違反の問題も生じる可能性があります。
なお、肖像権は著作権法やその他の法律により明確に定められたものではなく、判例により認められてきた権利であり、権利の及ぶ範囲などは必ずしも明確ではありませんが、芸能人の肖像を無断で広告に利用したり、ホームページに掲載した場合は、肖像権の侵害として、損害賠償請求等を受けることがあります。