Q.

著作権者を探す方法にはどのようなものがありますか。

 著作権の汎用的な質問  | 関連用語: 著作権者 著作権等管理事業者

A.

一般に著作者が著作権者ですが、他人や団体が著作権を譲り受けている場合、著作者の死亡等により配偶者等の親族が相続している場合、著作権管理団体が著作権を管理している場合など著作権の所在や管理の窓口は多様なケースが想定されます。

著作権者を探す方法も様々ですが、著作権者の了解を得て著作物を利用しいる利用者、すなわち出版者、レコード会社、映画・ビデオ会社、イベント会社などにとりあえず問い合わせるのが最も簡単な方法であると考えられます。なお、音楽、脚本、文芸作品などの分野については、著作権管理団体(著作権等管理事業者)が著作権の管理事業を行っていますので、当該団体を通じて利用契約を締結できる場合があります。また、プロの作家等については、芸術文化団体に加盟している場合もありますし、各種の名簿や名鑑などに掲載されている場合もありますので、このような団体や資料を調べることも1つの方法です。

用語の説明

著作権者
著作権を有する者のことをいいます。一般に著作者が著作権者であることが多いですが、財産権としての著作権は、譲渡や相続の対象になりますので、著作者と著作権者が常に一致するわけではありません。
著作権等管理事業者
著作権等管理事業法に基づき、文化庁に登録し、著作権又は著作隣接権の集中管理事業を行っている事業者のことをいいます。著作権等管理事業者が管理している著作物等は、著作権等管理事業者が窓口となって、利用の許諾を行います。

文化庁に登録している事業者については、以下のURLから確認することが出来ます。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/
kanrijigyoho/toroku_jokyo/index.html