利用者と著作物の利用許諾契約を結ぶ場合、どのようなことを取り決めればよいのですか。

取り決めの事項としては、[1]利用させる著作物の特定、[2]許諾の範囲（利用目的、方法、地域、期間等）、[3]独占的利用許諾か非独占かの有無、[4]使用料の額、算定方法、支払方法、[5]契約期間などが考えられます。

	著作物の利用許諾契約では、どのような取極を交わすのが一般的ですか。
	他人の著作物を引用できる限度はどの程度までですか。
	インターネット上で他人の著作物を利用する場合には、どのような行為について権利者の了解が必要ですか。
	新聞記事の著作権は誰にあるのですか。
	歌詞の引用は、一節であっても引用が認められないと聞きましたが、本当ですか。
	会社の社員が複数でレポートを作成した場合、著作権は誰にあるのですか。
	出版権とはどのようなものなのでしょうか。
	私が著作権を有する著作物を、第三者に利用させる方法には、どのようなものがありますか。
	「禁転載」の注意書きがあるものは引用できないのでしょうか。
	「禁転載」や「転載を禁ず」といった表示がある著作物を引用すると、著作権侵害に当たりますか。

著作物等の利用の許諾: 他人の「著作物」、「実演」、「レコード」、「放送」又は「有線放送」を、「コピー」や「インターネット送信」などの方法で利用するには、原則として「権利者の了解」を得ることが必要です。この「了解」のことを、著作権法では「許諾」と言っています（第63条、第103条）。

この「了解を得る」ということは、文書を交わす場合も口頭の場合も、また、利用の対価を支払う場合も無料の場合も該当し、権利者と利用者が「契約する」ということです。